Apollo.ioとは|料金・機能・日本で使うときの制約を公式情報で整理

Apollo.ioとは|料金・機能・日本で使うときの制約を公式情報で整理

Apollo.ioとは|料金・機能・日本で使うときの制約を公式情報で整理

Apollo.ioの定義、4層の機能、公開されているプラン価格とクレジットの考え方、日本で使うときの言語と地域の制約を公式情報で整理します。エンリッチメントとCRMデータ整備の違い、抽出したデータをCRMへ取り込む際の注意点もあわせて扱います。

Apollo.ioは、企業と担当者のデータ提供から、メール配信・電話・CRMへの取り込みまでを1つにまとめた営業プラットフォームです。公式サイトは「データ提供元、アウトリーチ基盤、ダイヤラー、エンリッチメント、CRMを置き換える」と説明しています。

同種のサービスと違うのは、価格が公開されていることです。プラン単価もクレジット数も公式ページに出ているため、見積もりを取る前に費用の当たりを付けられます。

以下の数値は、すべて公式サイトから2026-08-13に取得したものです。通貨はUSD表記のままにしています。為替と税の扱いで変わるため、円に換算していません。

出典: https://www.apollo.io/pricinghttps://www.apollo.io/

Apollo.ioとは何ですか?

Apollo.ioは、BtoBの企業・担当者データベースと、その相手に接触するための実行機能を同じ画面に載せたサービスです。データを買って別のツールで送る形ではなく、抽出から送信、記録までを1つで完結させる設計です。

公式サイトが示すデータ規模は次のとおりです。

項目

公式の記載

コンタクト件数

240M+(2億4,000万件超)

企業件数

30M+(3,000万社超)

利用企業数

600,000社超

データの性質

検証済みのメールアドレスと電話番号を含む

この件数はグローバルの総数であり、日本企業の収録件数ではありません。 地域別の内訳は公開されていないため、日本企業がどれだけ含まれるかは、この数字からは分かりません。

Apollo.ioで何ができますか?

機能は4つの層に分かれます。データを引く、送る、ブラウザ上で拾う、CRMへつなぐ、の4つです。

プロスペクティング。 業種、地域、規模などの条件で企業と担当者を抽出します。1回の操作で選べる件数はプランごとに上限があり、Freeが25件、上位プランで10,000件です。

絞り込みには、属性条件のほかに購買意向の条件があります。公式のプラン一覧ではIntent Topicsとして提供され、扱えるトピック数がFreeで1、上位プランで12です。トピック数の上限は、監視できるテーマの数を決めます。 自社の商材に関係するテーマを何個追えるかで、絞り込みの粒度が変わります。

シーケンス。 抽出した相手へのメール配信を、複数回に分けて自動で送ります。Freeは1チーム2件まで、有料プランは無制限です。1日の送信上限もプランで変わり、下位2プランは250通です。

ブラウザ拡張。 Chrome拡張として提供され、ストア上では「Free B2B Phone Number & Email Finder」と名乗っています。閲覧中のページから担当者の連絡先を引く用途です。個人の連絡先がBtoBデータベースに載る仕組みそのものについては、ZoomInfoとはで扱っています。

拡張機能を使う場合、社内のルールを先に決めておくことです。担当者ごとに個別で連絡先を取得できるため、取得した情報がCRMに入らず個人の手元に残ります。誰が何を取得したかが残らない状態は、あとから取得元を説明できません。

CRM連携とエンリッチメント。 有料プランにCRM連携とWaterfall Enrichment、CSV・CRM・APIからのデータ補完が含まれます。既存のCRMデータに対して、外部データで欠けを埋める使い方ができます。

送信の上限が運用の形を決める

プラン表で見落としやすいのが、1日のメール送信数とメールボックス数の上限です。ここが実際の運用量を決めます。

FreeとBasicは1日250通、メールボックスは1ユーザーにつき1つです。Professional以上で送信数が無制限になり、GoogleとMicrosoftのメールボックスを無制限に接続できます。つまり、送信量を増やす前にプランの段が変わります。

送信量が増えると、到達性の管理が別の作業として発生します。公式のプラン一覧には、有料プランにDeliverability SuiteとEmail Warmupが含まれると記載があります。新しいメールボックスから急に大量に送ると、迷惑メール判定を受けて届かなくなるためです。

見積もりの順序は、送りたい通数を先に置くことです。月に何通送るかを決めてから、必要なメールボックス数を数え、それを満たすプランを選びます。単価から入ると、契約後に上限で止まります。

Apollo.ioの料金は?

有料プランは3つで、いずれも年額請求が前提です。月額請求に切り替えると割高になり、価格ページには年額で24%安くなると表示されます。

プラン

単価

クレジット(1シート/年)

一度に選べる件数

Free

$0

900(毎月付与)

25

Basic

$49/シート/月

30,000(前払い)

1,000

Professional

$79/シート/月

48,000(前払い)

2,500

Organization

$119/シート/月(最低3シート)

72,000(前払い)

10,000

BasicとProfessionalには14日間のトライアルがあります。Organizationは最低3シートからで、購入とは別に営業窓口への相談導線が置かれています。

シート単価だけで費用を見積もらないことです。 実際の上限はクレジット数で決まります。データの取得や補完でクレジットを消費するため、シート数を絞ってもクレジットが尽きれば作業は止まります。

アドオンは2つあり、どちらも1チームあたり月$119(年額請求)です。Webサイト訪問者の識別とフォーム補完をまとめたInbound、国際電話や並列発信を含むAdvanced Dialerです。

価格ページには「表示価格に税は含まれない」「導入価格であり、機能と価格は変わる可能性がある」の2つの注記があります。契約時点の価格を必ず公式で確認してください。

クレジットは月あたりの作業量から逆算する

クレジット数だけを見ても、足りるかどうかは判断できません。判断できる形にするには、月あたりの作業量を先に数えます。

数えるのは3つです。新しく抽出する企業・担当者の件数、既存のCRMレコードのうち補完する件数、そして送信する通数。この3つを月単位で置くと、年間のクレジット必要量が概算できます。

注意点は、クレジットが前払いで年単位に付与されることです。Freeだけが毎月付与で、有料3プランは年分がまとめて入ります。月ごとの上限がない代わりに、期の前半で使い切ると後半が動きません。四半期ごとの消費量を見る運用にしておくと、期中で止まる事故を避けられます。

シート数の増減も先に考えます。Organizationは最低3シートからで、シート単価にクレジットが紐づく設計です。使わないシートを持つとクレジットは増えますが、費用も増えます。

日本で使えますか?

公式サイトが提供する言語は、英語・スペイン語・ポルトガル語の3つです。トップページの言語指定を実測すると、この3言語と既定値だけで、日本語を指すものはありません(2026-08-13時点)。

ただし、これはマーケティングサイトの言語です。アプリの画面に日本語があるかどうかは、公式サイトからは分かりません。導入前に確認する項目になります。

言語の確認は、画面の表示だけでは終わりません。ヘルプドキュメントとサポートの対応言語、そして時差も運用に影響します。障害や請求の問い合わせを英語で書く前提になるかどうかは、社内の誰が担当するかに直結します。

もう1つ確認しておくのは、契約と請求の形です。USD建てで、支払いがクレジットカードになるか請求書に対応するか。経理側の要件があるなら、機能の検証より先に確認してください。ここが通らないと、検証の結果に関係なく導入できません。

一方で、機能側には地域の制約が明記されているものがあります。

機能

公式表記の範囲

Webサイト訪問者の識別(企業単位)

Global。月50,000社まで

Webサイト訪問者の識別(人物単位)

US Only。月10,000件まで

ダイヤラー

有料プランはUS Dialer。国際発信はAdvanced Dialerアドオン

人物単位の訪問者識別は米国限定です。 日本のサイトで人物を特定する用途には使えません。なお、地域制約が明記されているのはこの2つで、他の機能に制約があるかは公開情報では確認できません。

日本企業データがどれだけ含まれるかは、件数を聞いても分かりません。自社のターゲット企業リストを30〜50社渡して、ヒット率と項目の充足率を出してもらう手順が確実です。確認の詳しい手順はZoomInfoとはに書いています。

向いているケース、向いていないケース

目的による向き不向きがはっきりしています。優劣ではなく、どの作業に設計されているかの違いです。

目的

向き

理由

海外企業への新規開拓を小さく始める

向く

無料プランがあり、有料も$49/シートから。価格が公開されている

抽出から配信までを1つのツールで回す

向く

データベースとシーケンスが同じ画面にある

日本語の画面で社内展開する

要確認

公式サイトに日本語版が無い。アプリUIは未確認

日本のサイト訪問者を人物単位で特定する

向かない

人物単位の識別は米国限定

CRM内の重複と表記ゆれを解消する

別の手段

外部データで補完する製品であり、既存データの統合は目的が異なる

Freeプランで確かめられること、確かめられないこと

無料プランがあるため、検証を先に済ませられます。ただし上限があるので、確かめられる範囲を先に切り分けます。

一度に選べる件数が25件なので、自社のターゲット企業がどれだけ収録されているかは確かめられます。 業種や地域の条件で絞り、ヒットした企業で業種・規模・部署・担当者の項目が埋まっているかを見る。ここまではFreeで足ります。

確かめられないのは運用側です。1日250通の送信上限とメールボックス1つの制約があるため、実際の配信量での到達性は測れません。シーケンスも1チーム2件までで、複数パターンの比較はできません。

したがって検証は2段に分けます。Freeでデータの当たり方を見て、そこで通ったらトライアルで配信を試す。データが当たらなければ、配信の検証に進む意味がありません。

エンリッチメントとデータ整備は別の作業

最後の行を補足します。Apollo.ioにもCRMエンリッチメントの機能があるため、「データを整える」と一言で片づけると違いが見えません。

外部データによる補完は、空いている項目を埋める作業です。業種が空欄の企業に業種を入れる、担当者の役職を補う、といった処理です。

一方、CRMのデータ整備には、補完では済まない作業が残ります。同じ会社が表記違いで複数行に分かれているものを1件に統合する、法人格や全角半角の表記を揃える、統合後にどのレコードを残すかを決める。外部データを足しても、既存データが二重に登録されている状態は解消しません。

補完を先に走らせると、重複したレコードそれぞれに外部データが入り、同じ会社の情報が別々に育ちます。順序としては、重複を統合してから補完します。

順序を逆にした場合の手直しも見ておきます。統合しようとした時点で、両方のレコードに別々の外部データが入っているため、どちらの値を残すかを1項目ずつ判断することになります。件数が数百を超えると、この判断自体が現実的でなくなります。

もう1つ、補完で埋めた値と、自社で確認した値を区別できるようにしておくことです。区別が付かないと、外部データが更新されたときに、商談で確認した情報を上書きしてよいかを判断できません。取り込み時に出所を項目として残しておけば、あとから切り分けられます。

CRM側でデータを整える選択肢

DataSangoは、株式会社Merが提供するAIデータオペレーションズプラットフォームです。CRM上の企業データを、プロスペクト・クレンジング・マージ・エンリッチメント・トランスフォーム(PCMET)とAIで整備し続けます。500万社以上の企業データベースから、業種・地域・従業員規模などの条件で企業・部署データを抽出し、CRMに追加できます。

扱うデータの範囲を明示しておきます。DataSangoは、人物のSNS情報を掲載していません。個人の電話番号やメールアドレスも扱っていません。個人の連絡先を保有する方針を取らない場合の選択肢になります。

重複の統合は、実行すると元に戻せない処理です。DataSangoは、どのレコードを残しどの項目を採用するかの統合ルールを実行前に定義でき、適用結果を実行前にプレビューできます。実行後は変更履歴が残り、元に戻す場合は変更履歴をCSVで書き出して入れ直します。

無料プランがあります。手元のCRMを接続して、重複と表記ゆれがどれだけあるかを見るところから始められます。

DataSangoを無料ではじめる

よくある質問

Apollo AIとは何ですか?

Apollo.ioに含まれるAI機能の総称です。公式のプラン一覧には、AI Assistant、AI Research、AI Lead Scoring、AI Writingが並びます。いずれもプランごとに上限があり、AI Writingは月5,000語(Free)から月1,000,000語(Organization)まで差があります。

Apollo.ioは無料で使えますか?

Freeプランがあり、$0で使えます。1シートあたり年900クレジットが毎月に分けて付与され、一度に選べる件数は25件、シーケンスは1チーム2件まで、1日のメール送信は250通までです。

Apollo.ioの日本語版はありますか?

公式サイトに日本語版はありません。提供言語は英語・スペイン語・ポルトガル語の3つです(2026-08-13時点)。アプリ画面の対応言語は公式サイトからは確認できないため、直接問い合わせてください。

ZoomInfoとの違いはどこですか?

公開情報の範囲で確実に違うのは価格の出方です。Apollo.ioはプラン単価とクレジット数を公開していますが、ZoomInfoは公開価格を持たず、機能・ユーザー数・管理下のレコード数で見積もりが決まります。詳細はZoomInfoとはを参照してください。

自分の連絡先が載っているのを止めたいです

Apollo.ioに限らず、BtoBデータベースに個人の連絡先が載る仕組みと、掲載を止めるための窓口の探し方はZoomInfoとはにまとめています。提供元が複数ある場合、1社への請求だけでは止まりません。

抽出したデータをCRMに入れるときの注意点は?

取り込みの前に、既存データとの重複確認を挟みます。あわせて、項目ごとにどちらの値を優先するかを決めてください。全項目を一律で外部優先にすると、商談で確認した値が上書きされます。手順はCRMの重複データ対策で扱っています。

日本企業のデータが思ったより少なかった場合はどうしますか?

用途を分けます。海外向けの開拓はApollo.ioで進め、国内向けは国内の企業データベースを使う形です。1つのサービスで両方を賄おうとすると、弱い側の精度に全体が引きずられます。

そのうえで、どちらから取り込んだデータかをCRM側で区別できるようにしておきます。区別がないと、リストの反応が悪かったときに、データの当たりが悪かったのか文面が合わなかったのかを切り分けられません。

Apollo.ioとCRMのどちらを正としますか?

CRMを正にします。Apollo.io側は外部から情報を足す場所で、商談の履歴や契約の状態はCRMにしかありません。両方で同じ企業を編集できる状態にすると、どちらが最新か分からなくなります。

決めておくのは、項目ごとの更新元です。業種や従業員規模は外部を採り、担当者と取引状況はCRMを正とする、といった形で線を引いてください。

クレジットはどのくらい必要ですか?

必要量は使い方で変わるため、先に月あたりの件数を決めます。抽出する企業数、補完する既存レコード数、送信する通数を月単位で置き、それに対して足りるプランを選びます。件数を決めずにプランを選ぶと、期中でクレジットが尽きます。

参照情報